ぎっくり腰はどれくらいで治るの?整形外科と整骨院での治療の違いについて
ぎっくり腰の痛みに悩まされた時に、どれくらいで治るのかや整形外科と整骨院どちらに行けばいいのか分からない・違いについて知らないことを聞きます。今回は、そういったお悩みに答える為に、①ぎっくり腰の原因 ②ぎっくり腰症状チェックリスト ③ぎっくり腰になった時にどこに行けばいいの?④ぎっくり腰は何日で治るの?時期別対処法について説明していきます。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰は、筋肉・筋膜・靭帯の損傷や関節が捻挫した状態のことを言いますが、現在明確的な原因については分かっていません。一説では「仙腸関節の動きすぎ」により、発生しているのではないかと考えられています。
仙腸関節とは、背骨の一番下にある仙骨と骨盤の腸骨とが連結している部分にある関節を指します。
この仙腸関節は基本的には少しだけ動くものの、ほとんど可動しない関節です。この部分が何かの拍子で大きく動くことで、ぎっくり腰が発生するのではないかと言われています。
ぎっくり腰の症状チェックリスト
ぎっくり腰チェックリスト
☑️ 物を持ち上げる際に腰痛が出現
☑️ 咳やくしゃみの際に腰痛が出現
☑️ 前かがみの動作時、腰痛が出現
☑️ 起き上がり時腰の痛みが悪化
☑️ 背骨や背中の痛みがある
☑️ まっすぐ立つと腰が痛い
☑️ ぎっくり腰の経験がある
☑️ 腰の痛みで歩くのがつらい
☑️ デスクワークが多い
☑️ 重い荷物を運ぶことが多い
☑️ 運動不足である
☑️ 不規則な生活習慣をしている
☑️ 姿勢が悪い、中腰の姿勢が多い
いくつ症状が当てはまりましたか?該当する項目が多い程、ぎっくり腰である可能性が高くなります。しかし、下肢にしびれや痛みがある場合、腹部に響くような痛みがある場合は、他の病気が原因となっていることがあります。このような症状がある場合は、医療機関の受診などおすすめします。
ぎっくり腰になった時はどこに行けばいいの?
ぎっくり腰を発症してしまうと、身動きが取れないほど痛みが出現することが多くありますが、痛みが少し落ち着いたら早急に治療院(整形外科もしくは整骨院)に行くべきです。ぎっくり腰になった際に整形外科と整骨院のどちらに行った方が良いのかについて次のところで解説します。
整形外科
整形外科では、医師による病名の診察やレントゲン撮影、薬の処方などをしてもらうことができます。原因が不明な場合や椎間板ヘルニアを発症している場合など、レントゲン写真に基づいた医師の診察を希望する方は、まず整形外科を受診すると良いでしょう。
検査で異常がない場合、湿布や薬物療法の治療になります。湿布や薬物療法の治療はぎっくり腰に大変効果が期待でき、炎症や痛みを抑えてくれる働きがあります。薬物治療では、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の使用が推奨されています。
しかし、薬物療法を含めた整形外科でのぎっくり腰への治療は、あくまでその場のみの治療であり対処療法となっています。ぎっくり腰を引き起こした根本的な原因への治療は行ってはくれません。薬物療法などで我慢できないほどの痛みが治まれば、整骨院で根本的な原因へアプローチする施術を受けるようにしましょう。
整骨院
整骨院は、国家資格である柔道整復師の有資格者によるマッサージや電気治療、鍼灸などの伝統的な手法による施術が行われます。
柔道整復師は医師ではないため、レントゲン撮影や薬の処方は行われませんが、患部だけではなく骨盤や背骨のゆがみ、インナーマッスルの強化など、身体全体のバランスを見ながら施術を施していく院が多いという特徴があります。
整骨院のぎっくり腰に対するアプローチは、筋肉マッサージや骨格矯正・骨盤矯正・鍼灸・EMSを用いた施術などです。これらの痛みをやわらげる施術を行って頂き、症状の根本改善・予防を図ります。
当院では、これらの治療に加え、AI姿勢診断を用いて、ぎっくり腰の原因でもある骨盤の歪み・背骨の歪みを見える化して、原因に対して1人1人根本的な治療を行います。
ぎっくり腰は何日で治るの?時期別対処法について
最初の症状は数日の間、激しい痛みが起こります。1週間後には痛みが徐々におさまっていき、1ヶ月もすれば症状はかなり回復する傾向があります。1ヶ月もすれば症状はかなり回復しますが、慢性化につながる場合もあるので発症直後は安静に過ごすことをおすすめしています。
◇発症直後(発症〜3日間)
発症直後は患部に炎症が起きて激しい痛みを伴います。
この時期はとにかく安静を心がけ、腰に負担をかける動作は控えるようにしましょう。
安静時は、横向きになり膝を軽く抱えて腰を丸める姿勢にすると痛みの緩和が期待できます。
また、冷やすことで炎症が軽減し、痛みが和らぐ場合があります。
◇痛みが落ち着いたら(3日〜7日間)
一般的に、3日ほどで激しい痛みは落ち着く傾向にあります。
この時期に入ったら徐々に身体を動かして、炎症によって硬くなった腰周辺の筋肉や靭帯をほぐしましょう。
温めると筋肉が柔かくなり、血行も促進されて早期回復に繋がります。
◇痛みは無くなっているが腰の張り・だるさが残っている(1週間以降)
痛みの軽減に関しては、個人差はあります。痛みが徐々にましになってきてだるさ・腰の張りがまだ残っている際は、再度ぎっくり腰を再発する可能性が高いです。骨盤・背骨の歪み・インナーマッスルの筋力低下など様々な原因が考えられる為、整骨院での根本的な治療・予防をおすすめしています。
ぎっくり腰を1年間以内に再発する可能性は、約25%と言われています。その為、再び発症しない為にも、定期的な筋トレやストレッチを行い、筋力向上・柔軟性向上を図ることで予防に繋がります。
下記に前回の記事でもあるぎっくり腰になった時の対処方法(冷やす・温める・起き方)や予防(ストレッチ・筋トレ)について記載していますので参考にして頂ければと思います。
まとめ
①ぎっくり腰の原因は、明確な原因については分かっていない。仙腸関節の可動性に原因があるという説もある。
②ぎっくり腰症状チェックリストでは、該当する項目が多い程、ぎっくり腰である可能性が高くなる。
③ぎっくり腰になったら時に行く整形外科・整骨院の違いについて説明行った。
整形外科では、レントゲン・MRIに基づいた医師の診察を受けることができる。対処療法として、湿布や痛み止めなどの薬物療法が中心となる。
整骨院では、患部だけではなく骨盤や背骨のゆがみ、インナーマッスルの強化など、身体全体のバランスを見ながら施術を施していくなど症状の根本治療・予防を行う。
「ぎっくり腰の症状に悩んでいる」「ぎっくり腰再発予防をしたい」方は、一度整骨院での施術を受けてみることをお勧めします。
当院では、姿勢の状態を把握できるAI検査を実施しており、治療結果や体の状態の可視化を患者様と一緒に共有させて頂いています。状態を細かくチェックした上で、患者様の体に合わせたオーダーメイドの施術を実施しています。
気になる方がいれば、是非電話・メール・LINEでご予約・お問いわせをしてみてください。
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