ぎっくり腰になったら温めるの?冷やすの?

「ぎっくり腰に悩んでいる・・・」

「ぎっくり腰になったらどう対処すればいいのか・・・」

「ぎっくり腰になって気をつけなければならないことは・・・」

などこの記事だけでもぎっくり腰の事を深く知れる内容となっています。

ぜひ一度ご自身の悩みと照らし合わせながら見て行って下さい。

この記事を監修してくれた先生

理学療法士・国際パーソナルトレーナー

田中 誠人先生

急性期・回復期病院、老人保健施設でのリハビリ経験をもとに幅広い分野のリハビリを担当。

脳外臨床研究会など様々なセミナーへも参加。

「患者様の幸せを第一に」予防分野への興味を頂き、国際パーソナルトレーナーの免許も取得。

現在は、健康増進など第一次予防について取り組みを行なっている。

ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰とは、何らかの動作でいきなり腰に痛みが走り、立つことも歩くことも困難になるものです。

欧米では、急な腰の痛みから「魔女の一撃」とも言われています。

原因は様々あり、はっきりとはわかっていません。

ぎっくり腰になった患者様の声3選

では普段私たちの整骨院に来て下さる患者様が多く言って頂く理由をお伝えします。

上半身だけ前に屈んだ状態で物を持ち上げた時に腰に強い痛みが走った。

顔を洗おうとした時に上半身を前に倒した時

or

洗った後に上半身を戻したときに腰に痛みが走って動けなくなった。

朝起き上がろうと手を使わずに勢いをつけて起き上がった時、

  腰に痛みが走って起き上がれなくなった等です。

共通点としては、上半身だけで身体の動作をしているということが多くあり、

特に上半身が前に倒れるとその重さは腰だけで支えことになります。

そのような姿勢では、腰の筋肉・腰の関節などに急激な負担がかかり痛めることが多くあります。

これらの動作が理由で「ぎっくり腰」を発症したと多くの患者様から耳にします。

ではぎっくり腰って本当の名前は何?っていうところは次の急性腰痛と慢性腰痛の違いで述べさせて頂きます。

急性腰痛と慢性腰痛の違いについて

急性・慢性腰痛の原因は?

ぎっくり腰の本当の名前は急性腰痛といいます。

腰痛には、ぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛の他に、慢性腰痛というものがあります。慢性腰痛は急性腰痛のような激痛を伴うものではなく、腰周辺のだるさや違和感などが長期間にわたって継続するものを言います。

では急性腰痛と慢性腰痛の違いについてどのような違いがあるのか下記に述べていきます。

急性腰椎の原因は荷物を持ち上げるなどの急な動作や過度な負担がかかった際に起こりやすいです。

慢性腰痛の原因は、一説によると日々の不良姿勢による疲労や、筋力低下によるものだと言われています。

急性・慢性腰痛の痛み・なりやすい時期について

急性腰痛の場合は、患部に激しい痛みがみられる特徴があり、慢性腰痛では、腰のだるさや違和感など訴える方が多いです。

急性腰痛では、一般的には、「血行不良」になりやすいのは冬だと考えられているため、急性腰痛になりやすいのは冬だと思われがちですが、実は急性腰痛を発症した人の多くは「季節の変わり目」に集中しています。

実は、季節の変わり目は特に寒暖差が大きく、その急な気温の上下によって血流が急激に変化したり、筋肉が凝り固まってしまったりして、体に負荷がかかることで急性腰痛になりやすい時期だといわれています。

慢性腰痛になりやすい時期は特にありませんが、日々の疲労によるものによって変わってくると思います。

急性・慢性腰痛の症状軽減期間について

急性腰痛が完治する期間に関しては、人それぞれありますが、一般的に急性症状が収まるのに3日〜1週間かかると言われています。

慢性腰痛が完治する期間に関しては、一般的には、重だるさなど軽減するのに3ヶ月程かかると言われています。

急性腰痛は、運動不足や姿勢の悪さだけでなく、身体のゆがみや体重増加などの生活習慣、精神的なストレスによっても引き起こされるため、少しでも心当たりのある方は注意が必要です。

では急性腰痛(ぎっくり腰)になりやすい姿勢についてどんな姿勢なの?という内容は次の箇所で述べさせて頂きます。

急性腰痛(ぎっくり腰)になりやすい姿勢3選

ぎっくり腰がなぜなるのかは上記内容ではお伝えした通りまだ分かっていないことが多いです。ですか私が整骨院の世界に入って10年間で多くのぎっくり腰を患った患者様にお会いし治療を行ってきました。その時にぎっくり腰になりやすい姿勢の共通点があったので写真を使ってご説明させて頂きます。

あくまでぎっくり腰になりやすい一部なのでまだまだ外にも原因がありますが多くの方がされているのでは無いか?そこに悩んでいる方を知識だけでもまずお助けになれればとの思いです。ではなりやすい姿勢についてご説明していきます。

ぎっくり腰になりやすい姿勢①

猫背(腰猫背)

皆様は猫背と聞いてどんな姿勢が猫背かは知っていますか?

いつも私は患者様に問いかけてみると背中が丸まっている姿勢といいます。

間違えではないのですが、猫背には大きく分けて3種類あります。

まずは、猫背には首猫背・背中猫背・腰猫背というものがあります。この中で1番腰の負担が大きくなるものを今回は説明させて頂きます。

それは名前の通り腰猫背です。

腰猫背?どんな姿勢?というと写真①の姿勢をみてもらえば分かります。

赤の線が座っている場所(今回はベッド)に垂直になる線で、また股関節の付け根からまっすぐ天井に向けての直線です。ここの線上にみどりの〇耳の穴・肩の先があれば正しい姿勢になっているといわれております。

ですが写真①の男性は腰の根元から青色の線に沿って上半身が前に倒れております。

これが腰猫背です。

もしご自身の姿勢が気になる方はカメラで横から撮って確認してみて下さい。

それではなぜ腰猫背が1番腰に負担がかかるというと、結論、上半身が腰の根元から倒れておりその上半身の重みを腰の筋肉・関節などがずっと支えており腰周辺の筋肉・関節等が疲労を起こし固くなってしまうからです。その状態で急な立ち上がりなどを行うと筋肉が急激に引き延ばされたり・関節が捻られたりする事でぎっくり腰(急性腰痛)になりやすいです。もし普段から腰が痛くてデスクワークをしている方は是非一度ご自身の姿勢を写真で撮って確認してみて下さい。

ぎっくり腰になりやすい姿勢②

足を組む

その次に多い姿勢が足を組む姿勢です。

写真②をみて頂くと肩のライン・骨盤のラインが平行になっておらずに写真の男性の場合では、右の肩が下がって右の骨盤が上がっています。この状態では、右の腰は常に筋肉が収縮(縮こまっている)状態で左の腰には常に引き延ばされている力が働いてしまいます。

そうすることによって、両方の筋肉が疲労し血流が悪くなり柔軟性がなくなることによって急な動作と共にぎっくり腰(急性腰痛)を引き起こす原因にもなります。

ぎっくり腰になりやすい姿勢③

3・女の子座りをする

写真③を見て頂くと足を組むのと似ていて肩・骨盤のラインが平行では無く傾いてしまいます。

足を組むのと同じく一方の筋肉が縮こまり、もう一方が引き延ばされます。

ですが大きく違うのは股関節への負担です。

女の子座りの場合では体重がかかっている方が股関節が外にねじれ、体重がかかってない方は内にねじっています。このように股関節を普段からねじった姿勢で座っていると正しく股関節が動いてくれなく身体を回すときに腰椎だけで回そうとしてしまいます。腰椎は本来ひねったりするときにあまり動かない関節で、ひねれているように見えているのは股関節が正しく使えているからです。そのようにして股関節が正しく使えないことで腰椎に負担がかかりぎっくり腰(急性腰痛)の原因となるので注意しましょう。

よく多いのが床に座ったりすることが多い方です。例えば保育士の先生は子供との目線で話すことが多いのでよく座り方で注意をさせて頂く事が多いです。もし該当する方は椅子に座ったりして工夫をしてみて下さい。

ぎっくり腰になったときの対処法

ぎっくり腰になった直後の対処法はどんなものが良いのか?逆に悪い対処法はどんなものか説明していきます。

一般的には腰を痛めてから48時間は炎症物質が出続けると言われています。炎症物質は冷やすことである程度抑えられるので、ぎっくり腰の初期段階は患部を冷やすことに徹してください。強烈な痛みが和らいできたら冷やすことをやめても良いと思います。

手順:①アイス枕とバスタオル一枚を用意します。

   ②アイス枕にバスタオルを巻きます。

   ③患部を当てる側は、バスタオルが重ならないようにします。余ったタオルの部分は患部に当たらない側で重ねって折り畳みます。

   ④この状態で患部にアイス枕をあてましょう。

ぎっくり腰になった直後の良い対処方法について

  • 最初、まずは冷やす(大体10分〜15分程度)
  • シップや、痛み止めを服用
  • コルセットを使用する
  • 安静にする

ぎっくり腰になった直後の悪い対処方について

  • 浴槽に浸かり体を温める
  • 無理をして体を動く
  • 自己流のストレッチ・マッサージを行う

再発しにくい為にすること

1ストレッチ

2お風呂の時にしっかりと湯船につかる

3適度な運動

4お尻と腹筋を鍛えよう

5整骨院に行って正しい姿勢を矯正してもらい日頃の身体のストレスを解消しに行きましょう

まとめ

ぎっくり腰は急性腰痛の為、発症直後は、炎症は48時間が一番強いため冷やすのが効果的です。

逆に温めることが一番効果的な腰痛は慢性腰痛の症状である。だるさ、つっぱり感、凝りなどの症状に効果的です。

くれぐれもぎっくり腰の時は温めるのではなく冷やしてください。適切で早急な対応で症状の治りの速さが変わります。

最後に

当院では、ぎっくり腰になってすぐの方にも対応できるようにアイシング・テーピング・鍼灸治療・炎症を抑える特別な電気治療器を置いています。

また昔にぎっくり腰になって今でも腰のしんどさ・辛さがある方には、骨盤の矯正・猫背矯正・下半身の矯正も行えます。

それとしっかりと検査も行い正しい診断のもと治療を行わせて頂いております。

もし気になる方はぜひ電話・メール・LINEでご予約ください。

ぎっくり腰がない生活を共に作っていきましょう!!

スタート鍼灸整骨院

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