ぎっくり腰の痛みは鍼灸治療で軽減!?鍼治療の5つの効果・持続期間とは!?

ぎっくり腰の痛みに悩まされた時に、整形外科で湿布や痛み止めはもらうが、痛みをとる治療がしてほしいと感じたことはありませんか?今回は、①なぜぎっくり腰に針が効くのか? ②ぎっくり腰における鍼治療の効果とは ③鍼灸の持続期間は?④鍼灸に向かない腰痛について説明していきます。

なぜぎっくり腰に針が効くのか?

ぎっくり腰の治療は、過剰に緊張している筋肉を緩めることで痛みを緩和します。しかし、発症直後は強い痛みがあるため、患部に対してマッサージで揉みほぐしたり、手技で腰周辺の関節を動かしたりする治療は困難です。

しかし、鍼灸治療では患部に不必要な刺激を与えることなく筋肉を効率的に緩めることが可能です。

特に、鍼による治療では筋肉を緩めるだけでなく、エンドルフィンによる鎮痛効果も期待できます。エンドルフィンとは、脳内で情報を伝える神経伝達物質の一種です。痛みやストレスを和らげたり多幸感をもたらす作用があります。

鍼灸治療は元来、ケガの治療に使われていた歴史があるため、急性の症状に対しての治療技術が確立されています。

ぎっくり腰における針治療の効果とは?

ぎっくり腰における鍼治療の効果は以下の5点です。

☑️ 血液の流れを改善する

☑️ 脳の働きを高める

☑️ 神経伝達物質(エンドルフィン)の放出

☑️ 痛みの伝達を抑える

☑️ 免疫力を上げる

血液の流れを改善する

筋肉の硬さがあると、血管が圧迫されて血流が滞ってしまいます。血管を道路に例えると、道幅が段々と狭くなってしまい、渋滞を引き起こしてしまいます。

針の刺激は、血管を広げる科学物質(CGRPやサブスタンスP)を放出させて、血液の通り道を拡張します。血管が拡張することで、血液の渋滞が解消されて、細胞に十分なエネルギーや酸素が供給されることで、痛みや違和感が消失されます。

脳の働きを高める

脳は、末梢神経からの「痛み」を受け取ってもすべてを感じ取るわけではなく、重要性と緊急性が高い情報を優先的に脳に感じさせます。しかし、極度の疲労や心配事などの心理的なストレスにより、脳の情報を処理する能力が低下すると、不必要な痛みへを感じたり、通常は痛みとして感じないものを「痛み」として感じたりします。

鍼の刺激は、疲弊してしまった脳を効率的に休ませる効果があります。脳に休息を与えることで、脳の処理能力を回復させて、不必要な「痛み」を感じにくくします。

神経伝達物質の放出(エンドルフィン)

鍼の刺激が加わると、エンドルフィンなどの化学物質が放出されます。エンドルフィンは、痛みを抑える鎮痛効果とともに脳に対して快楽物質として働きます。「ランナーズ・ハイ」などの現象もこのエンドルフィンによるものとされています。1980年代に運動生理学の研究では、心肺機能を高める運動をすると脳内にエンドロフィンが放出され、高揚感や満足感が高まる結果も明らかとなっています。

痛みの伝達を抑える

痛みは、末梢神経が感じ取り、脊髄を通して脳まで伝達されます。

末梢神経に鍼の刺激が加わると、鍼の刺激が元々の痛みより優先されて脳へ伝わるため、痛みが緩和されます。

免疫力を上げる

体に入り込んだ異物は白血球が処理しています。白血球には、好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の5種類があります。鍼灸刺激が、免疫系の組織・器官に働いて、免疫機能の向上の効果をもたらすことがあります。

鍼灸の持続期間はどのくらい?

鍼灸の治療を受ける場合、いつから効果が出るのか、持続期間はどのくらいなのか気になりますよね。
では、それぞれについて見ていきましょう。

鍼灸の効果はいつから出る?
鍼灸の効果は、早い場合だと治療を受けた直後から出ますし、遅いと数日かかるケースもあります。鍼灸の効果が出る早さは、個人の体質や、治療を受けた部位、不調の内容によって異なります。
また、効果が出るといっても、どの程度効果が出るのかはケースバイケースです。

鍼灸の持続期間はどのくらい?
鍼灸の治療を受けてからの効果の持続期間は、およそ1~2週間です。
ただし、どのくらいの期間効果が持続するかは、ケースバイケースです。
例えば腰痛の場合、腰そのものの痛みよりも、不調の根本的な原因の解決ができれば、治療効果は長持ちします。また、治療を繰り返していくたびに、治療効果の持続期間は延びていく傾向があります。

鍼灸の治療を受ける最適な頻度はどのくらい
鍼の治療を受ける最適な頻度は、治療効果の定着度によって変わります。
治療を受け始めたての頃は、治療効果の持続期間が短いので、一般的には、週に1~2回の治療が必要と言われています。一方で、治療を繰り替えして効果が長持ちしてくるようになったら、月に1~2回の治療でも充分です。

*個人個人症状が違う為、当院では、AI姿勢診断+視診・触診にて状態を確認し、一人一人あったプランニングをご提案させていただいております。当院の鍼灸治療では、主義だけでなく届きにくい身体の深層部の筋肉にもアプローチできます。痛みの軽減・血流の改善やむくみを解消することで自然治癒力を高める働きがあります。

鍼灸に向かない腰痛の種類は?

腰痛のほとんどは筋肉や筋膜、腱、靭帯といった軟部組織の不具合によって起こりますが、中には病気などが原因となっておこる腰痛もあります。以下のような症状が見られる場合は、病院を受診するようにしてください。

☑️ 安静にしていても我慢できないぐらいの痛みを感じる場合

☑️ 時間の経過とともに症状がどんどん悪化してくる場合

☑️ 排便障害や歩行障害を伴う場合

胆石などの症状は、右脇腹から腰・背中にかけて強い痛みが起こることがあります。我慢できないぐらいの痛みを感じると専門機関での受診をおすすめします。

また排尿障害や歩行障害を伴う場合は、馬尾型の腰椎椎間板ヘルニアの疑いがあります。この場合は、速やかに専門機関を受診するようにしてください。

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まとめ

①なぜぎっくり腰に針が効くのか?については鍼灸治療では患部に不必要な刺激を与えることなく筋肉を効率的に緩めることができ痛みを軽減することができる為である

②ぎっくり腰における鍼治療の効果は、血液の流れを改善する、 脳の働きを高める、 神経伝達物質(エンドルフィン)の放出、痛みの伝達を抑える、免疫力を上げる5つでした。

③鍼灸の効果がいつくらいから出る?持続期間については、個人の体質や、治療を受けた部位、不調の内容によって異なる。また鍼灸の治療を受けてからの効果の持続期間は、およそ1~2週間。ただし、どのくらいの期間効果が持続するかは、1人1人症状が異なる為ケースバイケースである

④鍼灸に向かない腰痛は、胆石・椎間板ヘルニアなどが挙げられた。我慢できない痛みが続く場合は一度専門機関での受診を行う方が良い。

「ぎっくり腰の症状に悩んでいる」「ぎっくり腰再発予防をしたい」方は、一度整骨院での施術を受けてみることをお勧めします。

当院では、姿勢の状態を把握できるAI検査を実施しており、治療結果や体の状態の可視化を患者様と一緒に共有させて頂いています。状態を細かくチェックした上で、患者様の体に合わせたオーダーメイドの施術を実施しています。

気になる方がいれば、是非電話・メール・LINEでご予約・お問いわせをしてみてください。

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