普段の姿勢でぎっくり腰になりやすい人の特徴

ぎっくり腰になりやすい人には特徴があり、普段何気に行っている動作、職業・体型などが関連してくることがあります。今回は、ぎっくり腰になりやすい人の特徴について紹介していきます。

普段の姿勢でぎっくり腰になりやすい特徴とは?

悪い座り方ついて

①足を組む

足を組むことで骨盤が歪む、背中や腰に負担がかかるなどぎっくり腰を引き起こす原因となります。

足を組みたくなる原因としては、体の重心を左右どちらかに預けている場合が多く不安定さを解消するために足を組んでしまいます。

また、同じ姿勢からくるだるさを解消する為、あるいは、自身のなさや心を閉したいなどの心情から足を組む人もいます。

②猫背

背中を丸めて座る姿勢です。パソコンやスマホなど使う際に、頭を画面に近づけると自然に猫背姿勢になってしまいます。

また仕事に集中して前のめりの姿勢になることで、猫背姿勢が続いてしまうこともあります。

この姿勢を長期間続けてしまうことで、腰の筋肉や靭帯に負担をかけやすくぎっくり腰を引き起こしやすくなります。

③ずっこけ座り

お尻が背もたれよりも前に出て、背もたれに寄り掛かる形で、重心が背中に置かれている座り方です。

この座り方を長期間続けてしまうことで、背骨の腰の部分にあたる腰椎のカーブを変えてしまう可能性があり、腰の靭帯・筋肉及び関節に負担をかけてしまい、ぎっくり腰を引き起こしやすくなります。

④モデル座り

一見美しいと感じる姿勢ではありますが、背中〜腰に掛けて過剰に後へと反ってしまっている反り腰の状態となっています。

反り腰姿勢を長期間取り続けることで背骨の腰の部分にあたる腰椎のカーブを変えてしまう可能性があり、腰の靭帯・筋肉及び関節に負担をかけてしまい、ぎっくり腰を引き起こしやすくなります。

正しい座り方について

正しい椅子への腰かけ方は、椅子に腰を深く腰掛け、両足を地面につけて背中を伸ばします。胸を張った状態であごを少し引いた状態の姿勢を意識します。そうすることで、骨盤が垂直に立ち、背骨が真っ直ぐと伸びた美しい姿勢となります。

ただし、この姿勢を自力で長時間続けることは難しい為、背もたれがある椅子であれば上手く活用する方が良いです。

また自分の体型にあったデスクの高さ及び椅子の座面の高さも知ることで、正しく楽に座れる1つのポイントです。

■適切な座面の高さ(cm)=身長✖️0.25

■最適な差尺(椅子座面とテーブルとの隙間)=身長✖️1/6

是非自分にあった椅子・テーブルを選定してみてください。椅子の高さが調整できたり、デスクの高さを上下昇降できるデスクもある為、ぎっくり腰になりにくい環境を整えることをおすすめします。

車を運転する時の座る姿勢について

運転しているとだんだんとお尻が前に滑ってきて(骨盤が後傾して)姿勢が崩れる人が多いです。

正しい姿勢で運転しないとぎっくり腰を引き起こす原因にもなる為意識しましょう。

では、正しい運転姿勢とは?どのような姿勢なのか説明していきます。

①背筋を伸ばし、シートに深く腰掛けます。

②その際背中・お尻は座面に密着するように腰掛けます。

③座席の位置を調整し、ハンドルの上部を持つと肘が少し曲がる位の位置で調整しましょう。

重い荷物を持ち上げる時の姿勢について

重いものを持ち上げる時には、腰には予想以上に大きな負担がかかります。

疲労が蓄積してくることで、ぎっくり腰が発症しやすいと言われています。

その為、腰への負担を減らすために、お尻と膝を落とした姿勢で重い荷物を持ち上げましょう。

ぎっくり腰になりやすい職業 とは?

①運輸業(引越し・トラック)

②清掃業

③看護師

④介護士

⑤農業

ぎっくり腰になりやすい職業では、「仕事で車を長時間運転する人」「重たい荷物を持つ人」に多いです。中でも看護師・介護士さんは、患者さんの介助をすることが多く、腰痛が出やすい職業になっています。

腰痛診療ガイドライン2019.P18

腰痛と職業に関する日本国内の疫学的調査では、運輸71〜74%、清掃69%、看護46〜65%、介護63%などと報告され、身体的負荷の大きい重労働が腰痛発症の危険因子である。

ぎっくり腰になりやすいスポーツとは?

①重量挙げ

②サッカー・野球・テニス

③体操競技・水泳

④ラグビー

⑤バレーボール・バスケットボール

この5項目以外のスポーツでも腰をそる、まげる、ひねる動作が多いスポーツは腰に特に負担がかかりやすいです。

スポーツ活動によって腰を「そる」「まげる」「ひねる」動作を多く行うことにより、

腰の関節や筋肉・筋膜・靭帯に負担がかかり、微細な損傷を起こすことによって痛みが生じ、結果ぎっくり腰になりやすいとも言われています。

ぎっくり腰になりやすい体型・体質とは?

1.肥満

①内臓脂肪型肥満(リンゴ型タイプ)

内臓周辺に脂肪がつく為、お腹がぽっこりしているタイプ。このタイプは男性に多く見られがちだが、

女性は更年期以降に多いです。

リンゴ型タイプの方は、特に腹筋の筋力が低下していることが多く、ぎっくり腰に繋がりやすいと言われています。

リンゴ型タイプのあなたは、腹筋の筋トレや有酸素運動(ウォーキング)など行うと体型改善しやすいと言われています。

②皮下脂肪型肥満(洋梨型タイプ)

お尻や太ももに皮下脂肪がついているタイプ。主に女性に多いタイプとなっています。

洋梨型タイプの方は、腹筋や背筋、太もも・お尻周りの筋力が低下していることが多く、ぎっくり腰に繋がりやすいと言われています。

下半身痩せに効果的なスクワットなども実施することで体型改善しやすいと言われています。

③隠れ肥満(バナナ型タイプ)

脂肪・筋肉が少ないタイプです。一見スタイルがよく見えがちですが、お腹が緩やかに出ており、筋肉が少ない為、一度太ると痩せにくいタイプと言われています。日本人の約6人に1人の割合で当てはまると言われており、年齢を重ねるごとに痩せにくく太りやすいことが特徴です。

バナナ型タイプの方は、全身の筋力低下からぎっくり腰に繋がりやすいと言われており、腹筋・太ももなど大きな筋肉へのトレーニングを実施することで基礎代謝をUPさせ体型改善しやすいと言われています。

2.冷性

冬の寒さや、夏のクーラーのかけ過ぎなどで身体が冷えてくると、人体は身体を守るために血管を縮めて血流を減らし、血流を内臓に集める傾向があります。その為、寒さで身体を動かさないでいると、筋肉に回る血流が低下し、そのような状態で急激な動作を行なった際に筋肉が伸びず、ぎっくり腰を引き起こす場合があります。

冷性の改善方法としては、有酸素運動(ウォーキング・ジョギング・散歩)行うことや、お風呂にしっかり浸かることや、食事もなるべく暖かい物を選び、寝る際に身体を冷やさず十分な睡眠を取ることで改善に繋がりやすいと言われています。

3.疲れやす体質(ストレス)

一晩寝ただけで疲れが取れる人と、寝ても取れない人がいます。疲れの原因は「ストレス」がほとんどだと言われています。

ストレスにさらされていると、自律神経のバランスがおかしくなり、脳から出る痛みを抑えるホルモン物質のバランスが低下し、わずかな痛みでも強く感じたり長引いたりすることがあります。

疲れが取れない状態で生活することで、筋肉の柔軟さが損なわれ、ぎっくり腰や慢性的腰痛に繋がるとも言われています。

ストレス解消・腰痛解消に向けて、腹筋・背筋などの筋力トレーニングに加え、有酸素運動(ウォーキング・ジョギング・散歩)を実施することで、改善に繋がりやすいと言われています。

まとめ

普段の姿勢でぎっくり腰になりやすい人の特徴としては、悪い座り方(①足を組む②猫背③ずっこけ座り④モデル座り)・車の運転姿勢・重い荷物を持ち上げる時の姿勢でしたね。また、ぎっくり腰になりやすい職業・スポーツなども紹介させて頂いており、当てはまる方は要注意です。

肥満・冷性・疲労がとれにくい体質(ストレス)がある方は、今回の記事で書かせて頂いた内容を参考にして頂き、運動をできる範囲でして頂けたらと思います。

当院では、ぎっくり腰になってもすぐに対応できるように、アイシング・テーピング・鍼治療・炎症を抑える特別な電気治療器を置いています。

また、昔ぎっくり腰になって腰のしんどさ・辛さがある方には、骨盤矯正・猫背矯正・下半身の矯正も行っています。

もし気になる方が入れば、ぜひ電話・メール・LINEでご予約ください。

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